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2005/05/22

火星への遠い道・・・

唐突ですが火星といって何を思い出すでしょうか?
僕にとっては劇場版「サンダーバード」(昨年公開されたライブアクションでは無い)に登場したゼロX号です。
人類初の有人火星飛行のために建造された巨大な宇宙船ですね。
この映画が公開された1966年はまだアポロが月に着陸さえしていない時代です。しかしゼロX号のコンセプトは現在の目で観てもかなり斬新でした。
火星まで到達するメインエンジンを持った長大な本体とそれを成層圏まで持ち揚げる分離合体可能なリフティング翼が2機。そして本体の前部には火星着陸する探検車がドッキング。
こうしたシステマティックな構成はスペースシャトルのかなり先を行った地球−火星往還機です。

映画の方のストーリーはまぁ大した事は無いといってしまえばそれまでですが、ゼロXの離陸までの組立作業の一連のシチュエーションを念入りに見せてくれたのは圧巻でした。
TVシリーズでもサンダーバード各機の発進シーンは見せ場の一つですが、それが劇場スクリーンサイズに耐えうるグレードアップをしたのがゼロXの離陸シーンなのです。
「これは21世紀の記録映画だ」とはある評論家の言葉だったかな?

映画公開直後に当然ながらイマイ科学(残念ながら数年前に倒産してしまいました)からゼロXのプラモデルが発売されました。
大小2種類のサイズの物が出てましたが大の方はモーターライズで走行し劇中同様の各ユニットの分離合体機構を再現しプロポーションも良好なものでした。
しかしその後金型が紛失して再販を望むべくもなく幻のキットとなって現在でもプレミア価格で取り引きされてるといいます。
小サイズの物は現在も金型がアオシマに引き継がれて再販(後述の様な妙な形態ですが)されてますが決してプロポーションやギミックが満足行くものでは無くて手が伸びなかったりします。

そんなゼロX号に魅せられ手元に何とかしてベストモデルを欲しいと思っても手の届かない存在が長らく続いていたわけです。
それが先週の静岡ホビーショーにてアオシマから新世紀合金シリーズとしてゼロX号が発売されるとの告知がありました。
このシリーズはこれまでもアンダーソン作品のメカが以下の様に多数リリースされています。
サンダーバード1号、同2号、イーグル宇宙船、スカイダイバー、インターセプター。
今後はシャドーモービルや追跡戦闘車、スティングレイも出るという事ですが、これらはどれもかなり出来の良いもので当然のことながらゼロXも期待しちゃうわけです。
以前ここで紹介した1/144サンダーバード2号もそうですが子供の頃から夢見ていたアイテムが一気に実現するということですね。

さてここで妙な事態が発生しています。
実はこのゼロX号は「サンダーバード」ではなく同じアンダーソン作品の「キャプテンスカーレット」のアイテムとして発売されるのです。
前述した小サイズのプラモも先頃キャプテンスカーレットシリーズとして出ました。

昨年のホビーショーでファイアフラッシュのキット(これはいよいよ6月発売だそうです)を展示していた際にアオシマの担当者に知人がゼロXを出して欲しいと尋ねたところサンダーバードはTVシリーズと劇場版では版権管理元が別なので商品化は難しいという事でした。
こうした大人の事情ですがアオシマさんは一計を案じてくれました。
実はキャプテンスカーレット第1話の冒頭でスペクトラムの火星探検隊が乗っていたのがゼロX号の探検車だったのです。
製作時期がほぼ同じだったことから1回限りのゲストメカとして他作品から流用したというところでしょう。
ちなみに現時点の公式設定ではサンダーバードもキャプテンスカーレットも同じ世界観の話で劇場版TBではゼロX1号と2号、キャプテンスカーレットでは3号が登場という事になっています。
ということでキャプテンスカーレットのアイテムであればアオシマは商品化権を持っていますので今回ゼロX号はリリース出来ることになったわけです。
こうして長い道のりを経てゼロXは僕らの手元にやって来るのです。(^^;

さて同じく劇場映画「サンダーバード6号」に登場したスカイシップ1号はさすがにこの手は通用しそうも無いので商品化は厳しいかなぁ・・・。

青島文化教材社
↑ここのトップページで「キャプテンスカーレット」で検索するとゼロエックス号(小)キットの画像が見られます。

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コメント

映画冒頭の発進シーンがすばらしい出来の1号。実は主役メカ(?)の2号、そして、キャプテンスカーレットに登場した3号。この3号が発売されるのですね。φ(・_・)メモメモ

投稿: ファゾルト | 2005/05/22 20:36

技の1号、力の2号ってことで3号は赤い仮面ならぬ服を来た主人公の番組ですな(^^;

投稿: Neco | 2005/05/22 23:40

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