果てしなき月への挑戦
電撃ホビーマガジン7月号の連載「男の復刻倶楽部」によると復刻企画第2弾の候補としてバンダイの「ムーントランスポーター」が揚げられています。
サンダーバードと同じくGアンダーソン作品「謎の円盤UFO」に登場したS.H.A.D.O.の月往還機ルナキャリアをモチーフとしたキットです。恐らく商標権の関係でムーントランスポーターと商品名が変えられたんでしょう。ララァ・スン専用モビルアーマーと同じですね。
ムーントランスポーターは番組が日本で放映されていた1970年当時に発売されて以来再販がされていない幻のキットです。その理由としては金型が破損しして廃棄されたというのが通説ですが、前出のゼロXも金型がブラジルに売却され行方不明というのが実はバンダイの倉庫で眠っていたと言う事実があります。
つまりこのような通説は確かな証拠や裏があるわけではなくいわば模型界の都市伝説として受け取った方が良いのかもしれません。
復刻倶楽部では早速バンダイに対して倉庫内の金型捜索を依頼したと言うことで以下次号。(笑)
ここまで前振りしてやはり金型は見つかりませんでしたってことはないだろうなぁと僕自身はある意味楽観的に考えています。雑誌の連載記事として成り立ちませんからね。あと数カ月はムーントランスポーターで引っ張るのは前例であるゼロXから容易に予想出来ます。恐らく既に金型は発見されているでしょう。
ここで問題なのは現在どのような状態に金型があるかです。もしかしたら通説の様に破損しているのかもしれません。
となると復刻は不可能なのでしょうか?
その判断をするのには以下が参考になるかもしれません。
旧タカラの「装甲騎兵ボトムズ」1/24スケールシリーズの再販が決定したことが発表されました。(モデルグラフィクス7月号参照)
これまでもスコープドッグ系の1/24キットは幾度か再版され現在も入手可能ですが同じく1/24のスナッピングタートルとスタンディングタートルは長らく再版されていませんでした。
その理由はランナー1枠分の金型が破損したからですが、なんと今回の再販では金型を新造して復刻するとのことです。
昨今のボトムズブームとは言え金型新造のコストを回収した上に更に利益を得る見込みは少ないのだそうですが新規のボトムズファンにアピールするアイテムを送り出すと言うメーカの英断がそこにはあります。
(余談ながらこれが好評であれば同じく金型破損のため再販不能な1/35ストライクドッグの復刻もあり得るとか)
さて男の復刻倶楽部は文字通りの男意気を見せてくれるでしょうか?
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