鏡音リン・ドール 【製作レポート Part1】
いわゆる造型ってのはトライ&エラーの繰り返しになりがちなのですが、やはり効率良く完成型に近付けるためにもデジタル技術を使わない手はありません。
そこでここ最近僕が用いている方法を披露したいと思います。
まずはヘッドをデジカメで写真を撮ります。最終的には植毛ヘッドを使うのですがこれは素体のボディにオマケで付いていた無植毛の同じ型の物です。
脇には一緒にスケールとしての金尺を写してあります。プリンタで印刷した時に実寸大になる様にこれをガイドにしてPhotoshopで解像度を調整します。
隣に参考用に公式イラストをサイズを合わせて並べました。目鼻等のキーポイントのタイミングを取るための当たりガイドラインを引きます。
目を描き込みました。全体のバランスや雰囲気を見るために髪等も大雑把に付け加えています。
この写真は最終的なものですが、ここに至るまで目の形や大きさをCG上で調整しています。
参考までに前作「初音ミク」ドールの時のシミュレーション結果です。
リンと全く同じヘッドを使っていますがアイペイントの違いでここまで変ってしまうのは面白いですね。
シミュレーションで決まった瞳部分だけを抽出して版下とします。
ついでにこの後必要になるであろう各部のマーキングも合わせて作成してスペアとして複数セットの版組にします。
文字等が反転しているのは使用する転写シールの特性で印刷面が接着面となるためです。
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