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2007/11/04

新世紀合金『レギオス』

Afighter01

 アオシマ・ミラクルハウスから発売になった新世紀合金『レギオス AFC-01H<エータ>』を入手しました。
 レギオスはタツノコプロ製作のTVアニメ『機甲創世記モスピーダ』に登場する可変戦闘機です。『モスピーダ』と同じくタツノコ製作の『超時空要塞マクロス』『超時空騎団サザンクロス』の計3作を合わせて『ロボテック』という作品として米国で放映されました。
 本製品は『ロボテック』登場のキャラクター商品として米国トイナミ社が製作したものを改良(と言うのには語弊があるなぁ。理由は後述)して『モスピーダ』の商品としてリパッケージして日本国内販売されたものです。
 エータは指揮官用の青の機体で他に一般用の緑のイオタ、強化型の赤いゼータも同時にリリースされました。

Afighter02

 基本モードはデルタ翼の流麗なスタイルのアーモファイターと呼ばれる戦闘機です。これが無骨なロボット形態アーモソルジャーへと変形するので、そのギャップが面白い機体です。この美しいスタイルを上手く再現しています。
 スケールは1/48。


Afighter03

 航空機の肝とも言えるランディングギアも引き出し式できちんと再現されてるのは嬉しいですね。

 トイナミ版から改良と言われていますが写真でも解る様に背部にマウントされたサブエンジン部(アーモソルジャー時は腕となる)のユニットが綺麗に接合されず隙間が開いてしまいます。これでもかなり調整してできるだけ見栄えが良くしてはあるのですが。他にも各部ユニットの整列性が思わしくありません。
 これは部品の精度が出ていないせいでしょうね。図面レベルではぴったり合っているのでしょうが各部品の公差が積み上がってユニットの相対位置がずれて来た様に見えます。製造時の金型の収縮とか細かい調整がこの様な精密な構成には必要なのですが詰めの甘さを感じます。
 あと機首下面のヘッドユニットも水平にマウント出来ません。これは本体との接続アームが裏表逆に組み立てられているためでヒンジ部が干渉して正規位置にヘッドが移動しないためです。きちんと品質管理をしてない証拠です。これを組み換えるのには接着部を剥がす必要があるのでなかなか大変な作業になります。
 あと各部の接続ピンが抜けやすかったり接着がいい加減なので隙間が開いていて可動部が外れやすくなっていたために変形させている途中でユニットの脱落が頻繁に発生しました。
 逆に塗装で癒着したためか可動部がやたら硬くて変形に難儀した箇所もあちこち。
 その塗装にしても決して綺麗ではなくムラや塗料溜まりがあったり塗膜が薄かったりと良い所なしです。
 せっかく良いプロポーションなのに品質面はガタガタです。


Adiver

 中間形態のいわゆるガウォーク状態であるアーモダイバー。ショルダーポッドだけは差し換え式ですがプロポーション重視ということで納得ではあります。


Asolder01

 アーモソルジャーモード。
 ごつい人型形態がカッコイイのですが股間が左右に開く機構がないのでそのままだと気を付け状態になってしまいます。20年前の玩具なら致し方ありませんが今さらこういう仕様は何とかして欲しかったですねぇ。
 この写真では太腿を一旦ばらして可動軸の遊びを増やして組み直し変形機構と合わせて脚を開いて立たせてみました。これならなんとか見られる形にはなります。


Asolder02

 背部から。
 正面からとはがらりと印象が変って見えます。
 背中に回した機首と折り畳まれた主翼の先端がダボで接続されて固定されるのですが、ここもハメ合が緩いのできっちり位置が決まってくれません。
 
 ここまで書いて来た瑶にプロポーション的には文句なくカッコイイのですが設計の甘さや部品の精度、品質の低さで大きく損をしている非常に勿体無い製品です。
 正直言って大きな声ではお勧めしかねますねぇ。
 今後の予定でレギオスと合体可能なトレッドも上がってますけど非常に不安です。
 レギオスは同じく1/48スケールで国内メーカのシーエムズからも出る予定(しかもトレッドとセット)ですのでそちらに期待ですかねぇ。
 同じ中国生産でも企画・設計・開発が日本と米国の差は品質面で大きいかもしれません。


Leg_val

 最後にオマケ画像。
 可変戦闘機の代名詞とも言えるバルキリーとの揃い踏み。やまと製の1/48スケールでスーパーパック付きのVF-1A(劇場版)です。
 こうしてならべてみるとレギオスはかなり小振りな機体であると分かります。
 でも内臓火力的に見ればスーパーバルキリーと同等に思えるんですよね。

 ちなみにモスピーダ世界で使用されている水素系燃料HBTですがアルファベットを1文字づつ前にずらすとGASになります。
 つまりGAS=ガソリンの次に来る燃料と言うことらしいです。

11/04 追記
 自分の他にも品質の悪さに辟易してる方がいらっしゃるようで。
 これは週明け月曜の明日はアオシマのサービスセンターはクレームの嵐だろうなぁ。

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コメント

日本に居住していながら、モスピ-ダを日本語で観ることが出来ず、専らAFN(極東米軍放送)のロボテックで3作品を観ていました。
沖縄でやっていたのは、マクロスだけかな・・・

そんなわけで新作「シャドウ・クロニクル」はDVDも輸入代行を使わず、米軍のPXで購入しました。
多分日本語では唯一の資料ページとかも運営してます。


早くシャドウ・ファイターが、国内で買えるようになって欲しいですね。

投稿: 優衣 | 2008/02/02 23:59

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