PS2『アオイシロ』 クリア!!
5/15に発売されたPS2ソフト『アオイシロ』(サクセス)。発売日に入手して毎日少しずつプレイを進めていましたが、ようやく全キャラのエンディングおよびグランドルートをクリアしました。
同スタッフによる前作の『アカイイト』から4年、あらゆる面でパワーアップした和風・伝奇アドベンチャー(を装った百合もの?(^^;)です。とても期待をしてましたし本サイトで応援してきました。
サクセスの公式サイトではWEB小説が掲載されていたりWin用の体験版もDL出来たりしたんですが、なるべく先入観を持たない様にこれらにはほとんど触れていません。ということで新鮮な気持ちでプレイ開始です。
ルート封印の関係で汀→保美→カヤ→ナミ→コハク→グランドルートの順にクリアしました。
とにかく途中で溺れたり斬殺されたり魍魎に喰われたりと何度もバッドエンドを迎えながらルートを埋めてエンディングに辿りつきました。
以下ネタバレですので御注意を。
全体的な感想は自分としてはかなり楽しめました。シナリオは麓川節が全開で蘊蓄やら伏線があちこちに張り巡らされていて全てのルートをクリアして一つの物語が完成します。
8年前の出来事が次第に判明して行く様は面白い謎解きでした。卯良島で梢子と遊んだ少女は当初保美と思わせるミスリードとか手が込んでます。封印システムを上手く使ってクリア順をコントロールできるからこそですね。
この双子のトリックや梢子が過去の記憶を部分的になくしてるとかってアカイイトのセルフ・オマージュなのかもしれません。
他にもアカイイトにちなんだ仕掛けがあちこちにあるので前作をやり込んだ人は更に楽しめます。
グラフィックも美しくキャラも魅力的でした。サブキャラも含めて皆好きになりましたね。約一名やかまし過ぎるのが居ましたがそれも愛嬌のうち。額に「肉」と書いて許してあげましょう(笑)
僕自身は「たまごフワフワです」のナミに思いきりやられました(苦笑)
最強キャラは根方さんかなぁ。あんた本当に普通の人間?って感じです。(^^;
そして別の意味で最強なのはコハクかも。ギ○ス使いに対抗するのは骨ですよ(爆)
うっかり大賞はカヤで決まりですね。事件の主犯は馬瓏琉ですが共犯と言うか悪意の第三者としてことを大きくしたのは間違い無くアンタだ。 (爆)
音楽はアカイイトから引き続きManyoさんの美しい旋律でサントラが楽しみですね。
アカイイト楽曲アレンジの多用に批判的意見がある様ですが個人的にはアカとアオで世界観を同じくしている良い演出だと思います。
とはいえ欠点も無いわけではありません。
まずはルート分岐とシナリオの不整合が目立ったこと。別のルートを通らなければ知り得なかったことが出てきたりと詰めの甘さがあります。(そのおかげで正解ルートの手がかりになったりしましたが)
これらについてはシナリオ&スクリプト担当の麓川さんが御自身のblogで書かれている様にシナリオのボリュームが大きな要因ですね。人的/時間的リソースの不足はいかんともしがたいと。
この部分をつついて鬼の首を捕ったかの様にネガティブキャンペーンを展開している方が居るみたいですが、作品全体を楽しんでしまえば些細なことです。そんな所にこだわってこれを補ってあまりある面白さに目を瞑っているのは勿体無いと言うか可哀想な人だなぁと思います。
本当につまらないと思ってるなら無視を決め込むのが普通なんで実はツンデレなのかもね(爆)
あとエンディングがあっさりしている感がありますね。バッドエンディングではかなり顕著で、たった1行で日本全部が水没して終わりなんてのもありました。これはこれで逆に潔くも感じましたから狙ってやっていたのかも。
ぐだぐだ引っ張るのも善し悪しなんでサッパリと余韻にひたるのが吉なのかな。
グランドルートクリア後に先日出たばかりのアオイシロ・ビジュアルファンブック掲載のアフターストーリーを読んでみた所でいくらか補完されましたが、これは二次創作を作ってくれと言わんばかりのシメでした。夏コミでは何が出て来るのか興味津々です(^^;
グランドルートのエンディングのスタッフロールにはファンサイトのサポーターの名前がずらずらっと流れます。自分の名前もしっかりありました。(^_^)
これも含めてファンとの距離を大切にしているほんまPチームの次回作が気が早いですが今から楽しみです。
さて、これで心置きなくドラマCDを聞くことが出来ます。
感想はまた後ほど・・・。
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