1/72 VF-25F "メサイア" レビュー
まずはファイター形態のベストアングルから。
スホーイSu27っぽい機首からのラインが美しいですね。
基本的にはストレート組みですが外装の合わせ目を中心にゲート処理を丁寧に行わないとファイター時のパネルがきっちり合わさらないことになるので注意です。
変形の都合上、擦れる部分が多いので全体的には成型色のままとし翼端の赤の部分等を部分塗装しました。
マーキングは同じ内容でシールと水転写デカールの両方が付属します。やはり変形時の擦れを考慮して大きめのライン等はシールを、ナンバリング等の繊細な部分をデカールと言う様に使い分けました。
パネルラインはガンダムマーカーの墨入れグレーで。
最後に半光沢のトップコートを吹いてあります。
ファイターを色々なアングルから。
もう文句なくカッコイイと言うより美しい。まるで優雅な白鳥を思わせるフォルムです。
これが実は変形するだなんてこの時点では信じられないと思いませんか?
ランディング・ギアは差し換え式で接続します。
さすがにサイズと強度の関係で収納式にならなかったのは仕方ないですね。
コクピット内にはアルトのフィギュアが着座します。
ただ1/72にしては小さめかな?
キャノピーはコピックのバイオレットで裏側から軽く塗ってカラーレスブレンダーで均一に薄く引き延ばしています。バトロイド頭部カメラもグリーンのコピックで同様に処理しました。
ファイターからガウォークへの変形シークエンス。
ガンポッドをファイター時の機体下に取りつけるためのアタッチメント、手首と右腕のシールドは差し換えとなります。
ここはもう一工夫して欲しかった箇所ですね。
ガウォークを各アングルから。
もう溜息が出るほど美しいです。
ただもう少し脚をハの字に踏ん張れると良かったのですけどね。
「キラッ☆」
ランカでもないし本来ならミシェル機&サウンドブースターなんですけどね。
しかもネギ・・・(^^;
ガウォークからバトロイドへの変形シークエンス。
機首が複雑に折り畳まれてまるで立体パズルです。
各ユニット間のクリアランスは非常にタイトですので変形には気を遣いますね。
バトロイド・モードを前後から。
全体的にシャープかつスマートですが脚部は面構成のせいでマッシブな印象です。
ハセガワの1/72 VF-1Aバトロイド(仮組)との比較。
VF-25が一回り大きい機体であることが判ります。
やまと完全変形1/60 VF-1Aバトロイド・モードとの比較。
身長はほぼ近いのですがVF-25は非常にスマートですね。
バンダイからは年末に1/60スケールで可変の合金トイがリリース予定ですが、この1/72キットの神がかった完成度の前にはどうなることやら。
関節の可動範囲は比較的広いのでアクションポーズが取れますがプラモデルと言う性格上、強度があまりないのでガシガシ動かすのは恐いですね。
実際この撮影前に膝の関節が砕けました。金属線で強化してなんとか修理しましたけど。
シールド内に収納したナイフを構えました。
格闘用の武器を持ったバルキリーは初めてかな。
おまけ。
背中に折り畳まれた主翼部を展開してみました。
バイファムのスリングパニアーっぽい感じですね。
大気圏内をバトロイドで飛行するモードと言ったところでしょうか。
でも推力は脚部にしかないので滑空しか出来なさそうですが(笑)
もっとも一瞬でファイターに変形出来てしまうので意味がないか・・・。
さてマクロスFシリーズは11月にVF-25Sオズマ機が予定されています。
是非ともミシェル機やルカ機、スーパーパック、アーマードパック、VF-117も商品化して欲しいところです。
あと忘れちゃならないのはVF-27。やっぱライバル機がないとね。
商品名が「ブレラ・バルキリー」とかになったら笑っちゃいますが。
さすがにケーニッヒ・モンスターは無理かなぁ・・・(笑)
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コメント
いや~、かっこいい戦闘機ですね。
Su-27フランカーとの対比で言うと、垂直尾翼の高さが違いますね。Su-27フランカーは、F-15イーグルとともに、切り立った垂直尾翼が特徴ですから。
VF-25F メサイア は、垂直ビヨクトイウヨリ、ベントラル・フィン上下あわせて4枚を、全面稼動させてコントロールするんでしょうね。
#そういうところは、FFR31-MR スーパー・シルフ、いやファーンに近いかも。
TV超時空要塞マクロスの放映時には、完全変形バルキリーなんて、夢の世界でしたが、いまやキットで実現とは。月日の移ろいを、痛切に感じます。
#味、覚えていますか?
投稿: ファゾルト | 2008/09/28 22:20
おまけのヤツはガウォーク用のブースターで推力は充分確保できるかも。
投稿: 通りすがり | 2011/11/16 22:36