『The VOCALOID CV03 巡音ルカ』 〜 Project"M" 中間発表 〜
DTMマガジン5月号増刊『The VOCALOID CV03巡音ルカ』が発売になりました。
2007年末に発行された『The VOCALOID CV01初音ミク』に続くCVシリーズのファンブックです。
『The VOCALOID CV03 巡音ルカ』特設サイト
『The VOCALOID CV03 巡音ルカ』(Amazon)
今回は誌名の通り巡音ルカをメインにフィーチャリングして付録のDVDと合わせて様々なコンテンツが楽しめる仕様となっています。
読者投稿イラストも多数掲載され「立体部門」で拙作のVOCALOIDsドールのCG合成写真も掲載されています。
本誌では小サイズですので高解像度版を以下に掲載しました。
『VOCALOIDs Doll Band』(ピアプロ)
ルカは前にここで御紹介したβ版でこれに応募するために急遽仕上げたものです。
ミクはVer.2.0仕様ですが、こちらも同様の理由でβ版となります。
両者とも完成版として更に手が入ります。
特設サイトのCHAPTER 10にある様に3月に募集があったVOCALOIDオリジナルソング誌上コンテストの結果発表がありました。テーマは「恋」。
自分もこれに応募していたのですが結果は佳作での採用となったようです。(とはいえ限り無く参加賞に近いのですが(^^;)
本誌をお持ちの方はYUKIKAZE名義で『ふりむいてもくれない』というタイトルでDVDに収録されていますので御興味を持たれましたら是非とも聞いてみてください。
とりあえず30秒デモ版を置いておきますね。
実はこの曲は以前に御紹介した『鏡(ガラス)の迷宮』に続いての『Project "M"』2作目となります。
では当サイトで何度か出て来ている『Project "M"』とは何かといいますと・・・・
1年前の2008年4月下旬に友人でありニコニコ動画でアイドルマスターMAD作者で知られる桃邪気さん(桃邪気P)が急逝されました。
亡くなられる少し前に桃邪気PとのアイマスMADコラボ企画としてVOCALOID楽曲を提供するプロジェクトを進めていました。
氏の他界で中断していたプロジェクトですが追悼の意味を込めて途中まで製作が進んでいた曲を完成させて披露しよう、それが僕なりの桃邪気さんへの供養になると考えました。
それが『Project "M"』なのです。
"M"とは桃邪気Pのイニシャルである"M"を意味しています。
やるからには桃邪気Pにちなんだ何らかの意味合いを持たせたかったので、アイマスの双海亜美・真美の声優でもあり鏡音リン・レンを担当された下田麻美さんのカバー曲コラボに応募したのが第一弾の『鏡(ガラス)の迷宮』です。
残念ながら採用には遠く及びませんでしたが審査員として下田さんにも聞いていただけたのは良かったです。草葉の陰で桃邪気Pも喜んでいてくれるかもしれません。
彼が生きてていればこれにどんな動画が付いていたかと思うとつくづく惜しい人を亡くしたと思います。
そして桃邪気Pの一周忌となるこの時期に結果発表がある今回のコンテストに応募したのが第二弾の『ふりむいてもくれない』です。
実際に曲を聞いていただくと判るのですがノスタルジックなバラードで恋の切なさを初音ミクに歌ってもらいました。製作中は曲調も相まって桃邪気さんのことが何度となく思い出されて自分で切なくなってしまいました。
そんな想いが通じたのか審査結果は佳作ではありますが「メロディも声もすごくいい」という自分にとっては最大級の講評をDTMマガジン編集部からいただきました。
自己満足かもしれませんが、こうした結果が残せて良い供養になったかなと感じています。 自分としてはかなり愛着がある作品になりました。
講評にもあるのですが「ふりむいてもくれない」はかなり長い曲です。
桃邪気さんのリクエストでは3分前後というのがあったのですが、『Project "M"』用にリアレンジする際に敢えて5分強に再構成しています。
これには理由があるのですが、それは多少時間がっかってしまいますがこの先の展開をお待ちください。
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