2010年 私的総括 ~初音ミクから「はやぶさ」まで~
今年も残すところあとわずか。
振り返ってみれば色々なことがありました。
21世紀になって今年で既に10年が過ぎてしまったことにもなるので感慨もひとしおです。
ということで自分の趣味や個人的な活動にまつわることをいくつかピックアップしてまとめてみましょう。
1.コンピュータ・ネットワーク関連
パソコンを使い始めてから結構な年月が経ちハード、ソフト、ネットワークで色々な環境に触れてきましたが今年はなんといってもTwitterが自分にとって大きな比重を占めることになりました。
パソコン通信からインターネットへ、web上のサイトがホームページからBlogに主流が変わってきましたが、Twitterによって情報発信の敷居が格段に低くなり気軽さというかネット上で関わる人たちとの距離がぐんと縮まったように感じます。
普通に生活していたら接点のない人との出会いがあり、たとえばいわゆる著名人などとも直接メッセージのやり取りが出来るとは10年前では考えられないことです。
ここ最近ですと都の条例改正について色々な人と活発に意見交換をしてきたことが印象に残っていますね。
それ以外にも次の項以降で述べるように折に触れてTwitterは重要なツールとなっています。
さて次の10年ではどのように世界は変わっていくのでしょうか?
2.ホビー
自分の趣味として上げるとフィギュアははずせませんね。
かつてはワンダーフェスティバルに出展して自作のフィギュアを頒布していたりしたものですが、ここ数年はメーカ製の完成品フィギュアの高クオリティのものが安価で入手できるようになりましたので、もっぱら買専となていますね。
上の写真は今年買ったものの極一部です。実際は全部でいくつ買ったのかもう判りません(苦笑)
これだけ集めるのにはまずは情報収集が第一で、それにはメーカやフィギュア同好の仲間が発信するTwitterが非常に役立ちました。これがなければ買い逃していたものも多々あったような気がします。
まぁ逆に考えればTwitterさえなければこんなに散在をしなかったかもしれないのですが(笑)
特に「けいおん!」を「はじめとする人気原作のフィギュアは予約すらままならない状態でしたのでありがたいことだとは思います。
そんな転売屋が買い占めて予約瞬殺になる状況をユーザだけでなくメーカ側も憂慮していたわけです。けいおん!の人気キャラ中野梓のねんどろいど(グッドスマイルカンパニー社製のデフォルメ・アクションフィギュア)の一次分などはアマゾンで10分ともたずに予約が締め切られたといういわくがあります。グッスマ社は即座に二次販売を受注生産で行うことを発表しこれに対応しました。発表から時を待たずグッスマ社代表の安藝さんと直接話す機会を得たのでこのときのことを尋ねたのですが、この決断は正直言って博打だったと語っています。
結果、以降のほとんどのアイテムについて予約瞬殺ということはなくなりました。ですが小売店側は本来の需要が読み切れず過剰発注となり逆に物がだぶついて特価での投売りまでされるようになりました。
このように転売による市場混乱が発端でユーザ、メーカ、小売店の全てに負担を強いてきたわけですが最近になってようやく需給バランスが正常化に向かってきたように見えます。
趣味の世界にこのようなことが起きたことは悲しい事実ですが今後は気軽に楽しめるようになることを期待します。
3.アニメ
今年は個人的には劇場アニメの当たり年となっています。
普段ですと年に1~2本くらいしか映画は観ていないのが今年は以下の作品で劇場に足を運びました。
宇宙戦艦ヤマト 復活編
マクロスF ~イツワリノウタヒメ~
涼宮ハルヒの消失
イヴの時間
TRIGUN THE MOVIE
魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st
文学少女
SPACE BATTLESHIP ヤマト
最後のはアニメではないのですがアニメが原作ということで(笑)
新作TVアニメがぱっとしない分、過去の人気TVシリーズの続編や派生作品なのが特徴ですね。
観たいと思いつつ諸事情で劇場にいけなかった作品では「借りぐらしのアリエッティ」とか「宇宙ショーへようこそ」があります。奇しくもどちらも劇場完全オリジナル作品ですね。DVD/BDが出たら観てみようと思います。
さて来年はどんな作品に巡り会えるでしょうか?
4.VOCALOIDと音楽関連
初音ミクをきっかけにDTM(Desk Top Music:PCによる音楽製作)に15年ぶりくらいに出戻ってきたのですが、今年は色々と縁があって音楽活動を精力的にやりましたね。
まずは自作曲をニコニコ動画にいくつか投稿したことです。
これは急逝した友人とのなし得なかったコラボ作品をなんとか世に出そうとして仕上げたものです。
上記2曲はカバー曲でありますが初音ミクの追加ライブラリを使用した実験作です。
もう一つはビジュアルボイスドラマという舞台劇のBGMを担当させていただいたことです。
ビジュアルボイスドラマの監督・脚本・プロデューサを兼ねる南原さんとはここ10年くらいの付合いでこれまではビジュアル面でお手伝いさせていただいてたのですが、たまたまサンプル曲を聴いてもらったところ気に入っていただいたのがきっかけで今回の大役をいただきました。
登場キャラクターのイメージやシナリオのシーンに合わせてオーダーをもらって作曲するというのは初めての経験でした。公演期日が決まっていて締め切りがある中での作業は大変でしたが、非常に楽しいものでした。
エンディングに流れるバラードを初音ミクに歌わせて締めくくるというのは公演当日に客席で観ていてわれながら感動してしまいました。この曲は機会があれば披露したいと思います。
先ごろ鏡音リン・レンの追加ライブラリが発売され早速入手しました。
少しだけいじってみたのですがこれはなかなかいい感じでしたのでこれは一曲何か作ってやろうとモチベーションがあがっています。
来年も音楽活動は色々と挑戦したいと考えていますのでよろしくお願いします。
5.「はやぶさ」と宇宙開発
一般的にも個人的にも今年の一番のトピックは小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還ですね。自分は昨年秋ごろから注目していたのですが今はマイブームとして「はやぶさ」フリークとなっています(笑)
おかげで帰還カプセルの見学には何回も足を運びましたし、関連書籍を何冊も読んだりプラモデルやフィギュアなどのグッズを集めたりしています。
挙句の果てには応援ソングまで作ってニコ動で発表したりしました。
おかげさまで好評を得てそこそこの再生数をいただきました。聴いていただいた皆様には感謝いたします。
どうして「はやぶさ」はここまで僕の心を惹きつけたのか?それは困難なミッションを成し遂げた人間の物語があったからでしょうね。決して神頼みではない奇跡を人の手で起こしたということが肝でしょうか。
JAXAの広報がTwitterで逐次「はやぶさ」の位置情報などを流してくれて一体感のあるライブ体験ができたのも大きいですね。
これは今年打ち上げられた「あかつき」「イカロス」「みちびき」でも同様なことが言えて、宇宙開発がより身近に感じられるようになりました。
アポロが月に人類を送って既に40年。それ以来の宇宙ブームがやってきています。
宇宙開発は直接的には自分たちの生活に役に立たないかもしれませんが、長い目で見れば日本という国を色々な意味で支える技術や人材を育てることにつながります。目先にこだわって安易に仕分けしてしまってよいものではありません。
「はやぶさ」プロジェクトマネージャーの川口教授の「高い塔を立てなければ新しい地平は見えない」という言葉は技術者だけでなくとも心に留めておきたいものです。
2011年、僕は新しい地平を見つけられるかな?
それでは良いお年を。
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