2008/10/11

【男の復刻倶楽部】ムーントランスポーター

Charaage

 先頃、学研から新創刊されたホビー誌「キャラクターエイジ」。その第1号の記事によると1970年にバンダイから発売されたプラモデル「ムーントランスポーター」が限定100個で復刻されるそうです。
 ムーントランスポーターは英国のTVドラマ「謎の円盤UFO」に登場する月と地球の間を往復するルナ宇宙艇を成層圏まで運ぶ輸送機で劇中ではルナキャリアと呼ばれていました。(おそらくは商標の関係で商品名を変えたのかと思われます。ララァ・スン専用モビルアーマーと同様かな)
 ムーントランスポーターは初版発売以降はすっと再版されていませんでした。金型が行方不明というのがその理由の通説です。同じく金型が行方不明だったイマイのゼロX(大)が奇跡的な金型発見で 昨年7月に40年ぶりに再版されました。その時のプロジェクトが「男の復刻倶楽部」なのですが復刻第二弾として白羽の矢が立ったのがムーントランスポーターだったわけです。

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2007/07/22

復刻ゼロX号、テイクオフ!

Outerbox

発売が延期されていた旧今井科学のゼロX号のキットが届きました。
ヨドバシ等の量販店にも並んでいますので見かけた方もいるかな?

話には聞いていましたがでかいパッケージです。長手方向は50cmもあります。
実は上の写真で見える箱自体はダミーなんですよね。
版権の絡みからキャプテンスカーレットのアイテムとしての販売になったので、サンダーバード版復刻パッケージは特別付録ということでキャプテンスカーレット版の外箱がかぶせられたわけです。

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2007/07/15

火星への遠い道 離陸延期

今日、7月15日は丁度40年前に劇場映画『サンダーバード』が日本で公開された日なんだそうです。
火星探検ロケット・ゼロX号の危機を救う国際救助隊の活躍を描いた話ですね。
この劇場公開時にゼロXのプラモデルが今はなきイマイ科学から発売されたのですが、直後のイマイ倒産のゴタゴタで金型が行方不明となり長らく絶版状態で幻のキット言われていました。ところが昨年バンダイの倉庫でこの金型が発見されました。
そこで幻のキット・ゼロX号を復刻して日本公開40周年の今日、発売となるはずだったのですが・・・。

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2007/05/26

果てしなき月への挑戦

電撃ホビーマガジン7月号の連載「男の復刻倶楽部」によると復刻企画第2弾の候補としてバンダイの「ムーントランスポーター」が揚げられています。
サンダーバードと同じくGアンダーソン作品「謎の円盤UFO」に￿￿登場したS.H.A.D.O.の月往還機ルナキャリアをモチーフとしたキットです。恐らく商標権の関係でムーントランスポーターと商品名が変えられたんでしょう。ララァ・スン専用モビルアーマーと同じですね。
ムーントランスポーターは番組が日本で放映されていた1970年当時に発売されて以来再販がされていない幻のキットです。その理由としては金型が破損しして廃棄されたというのが通説ですが、前出のゼロXも金型がブラジルに売却され行方不明というのが実はバンダイの倉庫で眠っていたと言う事実があります。
つまりこのような通説は確かな証拠や裏があるわけではなくいわば模型界の都市伝説として受け取った方が良いのかもしれません。
復刻倶楽部では早速バンダイに対して倉庫内の金型捜索を依頼したと言うことで以下次号。(笑)

ここまで前振りしてやはり金型は見つかりませんでしたってことはないだろうなぁと僕自身はある意味楽観的に考えています。雑誌の連載記事として成り立ちませんからね。あと数カ月はムーントランスポーターで引っ張るのは前例であるゼロXから容易に予想出来ます。恐らく既に金型は発見されているでしょう。
ここで問題なのは現在どのような状態に金型があるかです。もしかしたら通説の様に破損しているのかもしれません。
となると復刻は不可能なのでしょうか?
その判断をするのには以下が参考になるかもしれません。

旧タカラの「装甲騎兵ボトムズ」1/24スケールシリーズの再販が決定したことが発表されました。(モデルグラフィクス7月号参照)
これまでもスコープドッグ系の1/24キットは幾度か再版され現在も入手可能ですが同じく1/24のスナッピングタートルとスタンディングタートルは長らく再版されていませんでした。
その理由はランナー1枠分の金型が破損したからですが、なんと今回の再販では金型を新造して復刻するとのことです。
昨今のボトムズブームとは言え金型新造のコストを回収した上に更に利益を得る見込みは少ないのだそうですが新規のボトムズファンにアピールするアイテムを送り出すと言うメーカの英断がそこにはあります。
(余談ながらこれが好評であれば同じく金型破損のため再販不能な1/35ストライクドッグの復刻もあり得るとか)

さて男の復刻倶楽部は文字通りの男意気を見せてくれるでしょうか?

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2007/04/28

復刻版ゼロX号 予約開始

4/25からついに復刻版ゼロX号の予約が始まりました。
予約締切は6/15ですが 限定3000個に達した時点で受付終了とのことですので興味のある方はお早めに。
発売は劇場版サンダーバード公開40周年記念日の7/15です。

今回の予約販売はネット通販オンリーと言うことになっている様ですが複数のサイトで受け付けています。

予約受付サイトリンク集

ということで自分も1つも予約して来ました。
でも19800円と言う金額は結構痛かったりします。ただこの機会を逃すと入手のチャンスはないかもしれないので・・・・。

単に今回の仕様の材料代だけを考えるのなら物凄く割高です。
でもゼンマイボックスやモータギアボックスのプレス型、ゴムタイヤの金型は新規に造り起こしてますのでその費用だけで数百万円はかかっています。そしてゼンマイボックスの組立費用や発見されたプラスチック部品の金型のメンテナンス費用があります。
あと一般の方は御存じないと思いますが樹脂の射出成型を行う場合には金型を射出成型器に載せて運転するのにチャージ料なるものがかかるのです。射出成型器そのものの減価償却やメンテナンス等の費用を回収するランニングコストですね。
さらに広告宣伝費、流通にかかる費用、諸々の経費がかかります。
これらは全て製品の単価に上乗せされるのですが通常の量産品の場合でリーズナブルな価格帯にするためには1万個単位の生産と販売で回収して更に利益を得なければなりません。

今回の復刻品の場合は3000個の限定数は商品の性格からすれば妥当というか希望的観測な需要予測の数字だと思います。
ということで通常の量産品とくらべれば一桁価格が上がってしまうのは致し方ないですね。
ほとんどガレージキットと同じ感覚になるかと。もし同規模のガレキであれば3〜5万円くらいにはなっちゃうでしょう。

さて復刻第2弾は何になるのでしょうか?
男の復刻倶楽部のサイトではムーントランスポーター(ルナキャリア)について触れてはいますが。
これの金型の行方と言うのは今もって不明ですからね。ある意味ゼロXより復刻は困難かも。場合によって当時の図面を元に金型を造り起こすなんて大技に出る可能性も考えられます。
もしかしたらゼロXの売リ上げの一部はこれの復刻費用に充当されるのかもしれませんね。
ということでルナキャリア復刻の御布施としてゼロXは買わねばならんのかなぁ?(苦笑)

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2007/04/18

復刻版ゼロX号 仕様決定

復刻版ゼロエックス号の製品仕様が決まった様です。
4/25〜予約受付なのでお忘れなく。
恐らく電撃ホビーマガジン誌上でも通販受付すると思われます。

それにしても19800円とは予想のはるか上を行く高額商品となってしまいました。
新世紀合金の倍近くです。
金型のメンテナンスやゼンマイボックスの新規開発のコストを考えれば致し方ないですが、複数買い込んでひとつはストレートに組んでもうひとつは徹底改修すると言うのはなかなか敷居が高い話になりましたねぇ。(^^;
新規設計で金型を起こした方が安く付くかもしれませんがそこは当時の仕様そのままで再現することに意味があるわけで。

さてこうなるとゼロエックスの次は何が復刻されるのかそろそろ気になって来ました。
ルナキャリアとかは無理なんでしょうかね?

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2007/03/25

幻のゼロX号プラモデル 復刻へGOサイン

当サイトでもこれまで何度かお伝えした旧イマイのゼロX号のキットの金型がバンダイで40年ぶりに発見され復刻の計画が進められていましたが、遂に正式に復刻が決定した様です。
発売中の電撃ホビーマガジン5月号によると初版当時の仕様に近付けるべく準備中とのことで入手方法は来月発売の同誌6月号にて発表するそうです。

実はこの件に関する前回のエントリーに昨日トラックバックが付いておりましてそこを辿ってみると行き着いた先は・・・・

『男の復刻倶楽部』公式HP

なんとオフィシャルさんからのリンクでした。
ゼロXに関してはこれまで色々と取りあげて来た甲斐があると言う物です。
今でも「ゼロX」の検索キーワードで結構な数の方がうちを訪れていますし。

復刻版ゼロX号は予約受注制になる予定で4/25から受付開始だそうです。
恐らく上記サイトでも予約を受け付けるものと思われます。
これは来月が楽しみです。
はたしてどんな仕様と値段で頒布されるのでしょうか?

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2006/12/28

「幻のイマイ・ゼロX号プラモ」続報

「電撃ホビーマガジン」2007年2月号『男の復刻倶楽部』によれば前回お伝えしたゼロX号の金型は予想以上に保存状態が良かったのでリペア自体は比較的容易にできる見込みだそうです。
しかしながらやはり40年も前の金型を現在の射出成型器でショットすることは困難のようです。
仕事の関係で僕自身も射出成型の現場に何度も立ち会ってますが、現在の成型器と金型というのはセンサのかたまりで温度や圧力等の条件をコンピュータで綿密に制御してショットしているわけです。
40年前はそう言ったものは勿論ないので金型自体の構造も違っているし射出条件も職人さんの経験と勘でこなしていました。充填するプラスティック材料の流動性等の特性も当然今とは異なっていますので一朝一夕で現在の技術で当時の金型を使いこなすことは出来ないと言うことです。
それでも夏過ぎにはバンダイの工場でテストショットが上がっていたそうなので時間をかけて条件を追い込めばなんとか解決できる問題なのかもしれません。

それより更に難しい問題は探検車に組み込まれるゼンマイボックスや本体のモータ駆動のギアボックスの調達です。これらの部品を作っているメーカは現在既になくなってしまっているからです。
当時はスケールモデルでさえも玩具的要素を盛り込んでゼンマイやモータで走るギミックを持っていました。
あのタミヤからでさえ左右の履帯部に独立した2個のモータで駆動をかけ電池ボックスを兼ねた有線リモコンで前進、後退、左右転回をする戦車のキットが出ていたぐらいです。
それが宇宙戦艦ヤマトからキャラクターキットでもプロポーション優先のディスプレイモデルが主流となって行った結果ゼンマイ等の動力部品は廃れて行ってしまったというわけです。
余談ながらバンダイがガンダムのキットを無動力の(関節の可動はするものの)ディスプレイキットとして出すことはかなりの冒険だったそうで、ヤマトのキットの成功を引き継ごうとして最初のラインナップにはムサイ等の戦艦が組み込まれたそうです。

そのほかにも走行用のゴムタイヤやデカール等の再現もどうするかと言う問題にも直面します。
動力は廃してデカールも粘着剤付のシールでディスプレイモデルとしての復刻と言う選択肢もありますが、いくら当時では出来の良いキットと言っても現在の目ではかなり辛い物であることは間違いありません。
プロポーションでいえば先に出た新世紀合金がありますのでそれで十分でしょう。
ここはたとえコストアップになっても40年前と同じ仕様で復刻することに大きな意味があると僕は考えます。
復刻の企画自体は前向きに動きだしている様なので仕様をどの方向で進めるのかがこれからの課題ですね。
この辺は続報を待つことにします。

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2006/11/23

火星への遠い道・復活編「幻のイマイ・ゼロX号プラモ」

電撃ホビーマガジン2007年1月号(つまり今月号)から柿沼秀樹氏の「男の復刻倶楽部」という連載が始まりました。
柿沼氏といえばサンダーバード関連では様々な研究をして来た小説家&デザイナーですが、この連載では色々な理由で入手困難になってしまったキットを調査・発見し復刻する企画らしいです。
その第1回目のお題がイマイのゼロX号(大)。

このキットは1969年のイマイが倒産時に金型が散逸して行方知れずになり復刻不能といわれていた幻のプラモです。
それが今年になってあのガンプラで有名なバンダイが新工場へ移転した際の金型整理で37年ぶりに金型が発見されたということです!
ということで以降は次号へ。

まさかの金型発見というニュースは衝撃でした。
イマイが倒産時に所有していた金型の一部は模型事業を始めたばかりのバンダイに売却され同時に多くの技術者もイマイからバンダイへ移籍したということですから、現在のガンプラはイマイの血をひいているといっても過言ではありません。
そのガンプラの祖先にあたる幻のキットが復刻できるかもという可能性が出て来たわけです。
もっともlこれだけの長期間放置されていた金型はどういう状態なのか見当もつきませんし、復刻にあたってのメンテナンスは困難を極めるかもしれません。
そのコストもどれだけかかることか?
復刻したとしてそれをペイするのには買価をいくらにするのか?
さらにキャラクター商品であるので版権の問題は?
まだまだクリアしなければならない課題は山積みです。
それでも最初の扉は開かれました。
今後の柿沼氏はじめ関係者の奮闘に期待したいですね。
まんまプロジェクトXのノリでいけちゃいますよ。(^^;

てことで金型発見のニュースを記念して先頃発売された新世紀合金ZERO-Xを使って特撮など。

Rescue

地球帰還時のリフティング翼ドッキング失敗事故で墜落の危機に晒されたZERO-Xを下から支えるサンダーバード2号。
2号はコナミの食玩がサイズ的に合ったんで流用してみました。
それにしてもTB日本上陸40周年の今年はゼロXのアイテム関係でイベントが続くとはなんとも良い時代になったものです。

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2006/11/11

THUNDERBIRDS in Japan

渋谷パルコで開催されているサンダーバード日本上陸40周年記念イベント「サンダーバード イン ジャパン!!」に行って来ました。
諸事情でレポートが今日になってしまいましたが実は行ったのは昨日の初日だったりします。(^^;
仕事を終えて帰宅途中の渋谷で下車、夜の8時少し前と言う時間帯でしたので会場内にはほとんど客は居なかったので意外とゆったりと観れました。

入り口すぐには全高2mほどのTB1号の模型、更に奥に進むと放映当時の昭和40年くらいの日本の茶の間を再現したスペースがありそこにはロータリー式チャンネルの4本足のモノクロTVが置かれていて画面にはサンダーバードが映し出されていると言う凝り様です。
そういった当時の雰囲気の中でサンダーバードと同時期の出来事等を解説したパネルやグッズが展示されていました。懐かしいと言うよりタイムスリップをした感覚でしたね。
あとかなりの数のイマイのプラモデルのパッケージが展示されてました。あの幻のゼロエックス号の箱も初めて現物を見ました。
コレクターには喉から手が出る程貴重な物でしょうね。

その他にはTB1号のコクピットシートが1/1で再現されて実際に着座して記念写真を撮れるようです。(残念ながらカメラを持ってなかった)
レプリカのパペットを使った国際救助隊指令室のディオラマ等もありました。

残念だったのは実際に撮影に使われたプロップ等の展示がなかったことです。
ほとんど現存してないらしいので致し方ないですがモデラーとしてはあのリアルなメカ表現を実際に見てみたかったですね。

会場の一角には日本での放映関係者や著名人のメッセージパネルがありその中にサンダーバードの産みの親、Gアンダーソンからのメッセージレターがありました。
それには現在新しいサンダーバードのTVシリーズを企画してるということが書かれていてちょっと驚きでした。
CGによる新キャプテンスカーレットみたいな感じになるのでしょうか?

出口近くの物販コーナーでは先日出たばかりの新世紀合金ZERO-Xもあったりとなかなか充実してました。500円の入場料の価値はあります。
12月の会期以降は各地を巡回するそうなので興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか?

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